この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。ニトログリセリンまたはそれに類似する薬剤にアレルギー反応を示したことがある方は、使用しないでください。

この医薬品の使用法：
粉末, スプレー, 錠剤

• 薬の使用量について医師から指示があります。指示された量より多く使用しないでください。 この薬によりめまいが生じる可能性があるため、服用する前に座ってください。
• 狭心症を起こす可能性のある活動を行う 5～10 分前にこの薬を使用できます。これは発作の予防に役立つことがあります。
• 薬の説明書をよく読み、それに従ってください。質問があれば医師または薬剤師に相談してください。
• 粉末：
  
  • 分包の中身を舌の下に入れます。口を閉じて、普通に呼吸します。粉末は飲み込まずに、溶けるまで待ってください。この薬を服用してから 5 分間は口をゆすいだり、唾を吐いたりしないでください。15 分間に 3 包より多く服用しないでください。合計 3 包服用した後も痛みが続く場合は、緊急事態です。911 番に電話してください。自分で車を運転して病院に行かないでください。
  • 粉末は高温、湿気や直射日光を避けて室温で保管してください。
• 錠剤:
  
  • 唾液で錠剤を湿らせ、舌の下か頬の内側に入れます。錠剤が溶けるまで待ちます。錠剤を噛んだり、つぶしたり、飲み込んだりしないでください。5 分間待ちます。痛みがまだ続く場合は、2 錠目を服用します。15 分間に 3 錠より多く服用しないでください。合計 3 錠服用した後も痛みが続く場合は、緊急事態です。911 番に電話してください。自分で車を運転して病院に行かないでください。
  • 錠剤は、高温や湿気、直射日光を避けて、元の容器で室温で保管してください。
• スプレー：
  
  • スプレーを初めて使用する前に、空押しします：
    
    • Nitrolingual® Pumpspray のボトルを顔から離れた方向に向けます。スプレーを 5 回押します。これで薬を使用する準備が整いました。
      
      • 薬を 6 週間使用しなかった場合は、スプレーを 1 回空押しして薬が出る状態にします。
      • 薬を 3 か月使用しなかった場合は、スプレーを 5 回空押しして薬が出る状態にします。
    • NitroMist® のボトルを顔から離れた方向に向けます。スプレーを 10 回押します。これで薬を使用する準備が整いました。
      
      • 薬を 6 週間使用しなかった場合は、スプレーを 2 回空押しして薬が出る状態にします。
  
  
  • スプレーの使用法：
    
    • ボトルを垂直に持ち、口に近づけます。口を開けて、舌の上または下に薬をスプレーします。すぐ口を閉じてください。スプレーを吸い込んだり、目に入れないでください。少なくとも 5～10 分間は口をすすがないでください。
    • 5 分間待ちます。痛みがまだ続く場合は、もう一度スプレーします。15 分間に 3 回を超えてスプレーしないでください。
    • 合計 3 回スプレーした後も痛みが続く場合は、緊急事態です。911 番に電話してください。 自分で車を運転して病院に行かないでください。
  • ボトルを振らないでください。熱源や裸火の近くで、または喫煙中はスプレーを使用しないでください。
  • 薬の説明書に従って、液体の残量を定期的にチェックします。残り少なくなる前に、次の薬を処方してもらってください。
  • スプレーは熱源から離し、立てた状態で室温で保管してください。スプレー容器を開けたり焼いたりしないでください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• アバナフィル、リオシグアト、シルデナフィル、タダラフィル、またはバルデナフィルを服用している方は、この薬剤を使用しないでください。
• 食品や薬の中には、ニトログリセリンの作用に影響を及ぼすものがあります。次のいずれかを服用している方は、医師に伝えてください:
  
  • アルテプラーゼ、アスピリン、ヘパリン
  • 血圧治療薬
  • 利尿薬（利尿剤）
  • 麦角製剤
• うつ病治療薬のような口が乾く薬を使用している場合は、医師に相談してください。

この医薬品の使用中の警告：

• 現在妊娠中または授乳中の方、腎臓病、貧血、低血圧、心不全、心臓病、心臓肥大を患っている方、あるいは最近心臓発作または脳卒中を起こした方は、医師に伝えてください。頭部を損傷したことのある方は医師に伝えてください。
• この薬は重度の低血圧を起こすことがあります。それにより、めまいが生じたり立ちくらみしたりする可能性があります。この薬の効果を十分に知るまで、乗り物を運転したり、その他の危険な行動を取らないようにしてください。これらの症状は、アルコールを飲むと悪化することがあります。
• 胸部痛を治療する医薬品は、初めて使用し始めたときに頭痛の原因となることがあります。これは正常です。頭痛を避けるために、この薬の使用を中止しないでください。頭痛の治療にアスピリンやアセトアミノフェンを服用してもよいか、医師にお尋ねください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• かすみ目
• 胸の痛みの増大、動悸または心拍数低下
• 激しいまたは持続的なめまい、立ちくらみ、失神
• ズキズキとする、激しいまたは持続的な頭痛、混乱、微熱、視力障害
• 呼吸困難、冷や汗、肌、唇または爪が青い
• 顔や首、腕、胸上部が熱または赤みを帯びる

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 口の渇き
• 吐き気または嘔吐
• 手、足首、または足のしびれまたはうずき

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。