この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。ブプロピオンにアレルギー反応を示したことがある方、発作、拒食症、または過食症を経験したことがある方は、使用しないでください。

この医薬品の使用法：
錠剤, 長時間作用型錠剤

• 薬は指示に従って服用してください。最も高い効果を特定するために、服用量が何度か変更される場合があります。
• Wellbutrin® を服用し始めてから症状が改善するまで、最長 4 週間かかる場合があります。喫煙をやめる予定日の 1 ～ 2 週間前に、Zyban® の服用が必要である場合があります。
• 錠剤をそのまま飲み込みます。薬を割ったり、押しつぶしたり、分けたり、噛んだりしないでください。
• Aplenzin® は朝に服用するようにしてください。
• 睡眠障害がある場合は、Wellbutrin® または Zyban® を就寝直前に服用しないでください。
• この薬は食事と一緒、または食事なしで服用できます。吐き気がする場合は、食事と一緒に服用することで緩和されることもあります。
• 持続放出性錠剤を服用すると、錠剤の一部が便と一緒に排出される場合があります。これは正常な反応であり、心配する必要はありません。
• この薬は、医薬品ガイドとセットになっています。医薬品ガイドが手元にない場合は、薬剤師にコピーを尋ねてください。
• 薬を投与し忘れた場合:飲み忘れた分はとばし、通常の服用スケジュールに戻ります。薬を飲み忘れた場合でも、それを補うために余分に服用することは避けてください。
• 薬は密閉容器に入れ、高温や直射日光、湿気を避けて室温で保管してください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• この薬の服用と、リネゾリド、メチレンブルー注射液などの MAO 阻害薬 (MAOI) の服用の間は 14 日間以上あけてください。抗うつ剤として Aplenzin® または Wellbutrin® を服用している場合は、同じ薬なので、喫煙をやめるために Zyban® を服用しないでください。
• 薬の中には、ブプロピオンの作用に影響を及ぼすものがあります。次のいずれかを服用している方は、医師に伝えてください:
  
  • アマンタジン、シメチジン、クロピドグレル、シクロホスファミド、レホドパ、ニコチンパッチ、オルフェナドリン、タモキシフェン、テオフィリン、チオテパ、チクロピジン
  • β 遮断薬 (メトプロロールなど)、インスリンや経口タイプの糖尿病治療薬、心拍の問題の治療薬 (プロパフェノン、フレカイニド)、HIV や AIDS の治療薬 (エファビレンツ、ロピナビル、ネルフィナビル、リトナビル)、発作薬 (カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン)、抑うつを緩和する他の薬 (デシプラミン、フルオキセチン、イミプラミン、ノルトリプチリン、セルトラリン)、精神病の治療薬 (ハロペリドール、リスペリドン、チオリダジン)、ステロイド剤 (ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、デキサメタゾン)、または抗凝血剤
• この薬の服用中はアルコールを制限するか、全く飲まないでください。

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中または授乳中の方、あるいは腎臓病、肝臓病、糖尿病、緑内障、心臓病、高血圧症を患っている方は、医師に伝えてください。
• バルビツール酸、ベンゾジアゼピン、抗けいれん薬、鎮静剤を服用している方、服用を最近やめた方は、医師に伝えてください。アルコール中毒を患ったことがある方、またはアルコールを飲む方は医師に伝えてください。
• 子どもや 10 代の青少年、若年成人がこの薬を使用すると、精神的または感情的な問題が高まる可能性があります。これは自殺願望や暴力的な行動につながる場合があります。思考や行動の変化に関して懸念がある場合は、ただちに医師に相談してください。ご自身またはご家族のどなたかが、双極性うつ病疾患や自殺未遂の家族歴がある場合は、必ず医師に伝えてください。
• この薬は次のような障害を引き起こす場合があります:
  
  • 発作のリスクが高くなります
  • 気分や行動に変化が見られる
  • 高血圧
  • 激しい皮膚反応
• この薬によりめまいや眠気が生じる場合があります。この薬の効果を十分に知るまで、乗り物を運転したり、または危険な行動を取らないようにしてください。
• Zyban® は、喫煙をやめるためのプログラムの一部にすぎません。またタバコを吸いたくなる可能性があります。そういった状況に対処する計画をたててください。
• この薬の服用を突然中止しないでください。服用を完全に中止する前に、量を少しずつ減らしていく必要があります。
• この薬を服用していることを、担当の医師または歯科医に伝えてください。この医薬品は、特定の医療検査の結果に影響を及ぼす場合があります。
• 医師はこの薬の効果や進行状況を定期的にチェックします。必ず予約した時間までに到着するようにしてください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• 水疱形成、皮膚剥離、赤い発疹
• 胸部痛、呼吸困難、速い心拍、遅い心拍、不整脈
• 筋肉痛、関節痛、発疹の伴う発熱
• 幻覚、幻聴、他人が敵対的であるという感覚
• 発作や震え
• 急な活力の増大、考えが次々に巡る、不眠
• 自傷行為への願望、うつ症状の悪化、激しいいら立ちや混乱

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 口の渇き
• 目の痛み、視力の変化、灯の周りにハローが見える
• 頭痛またはめまい
• 吐き気、嘔吐、便秘、下痢、ガス、胃の痛み
• 体重の増加または減少

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。