この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。プロメタジンまたは他のフェノチアジン系の医薬品にアレルギー反応を示したことがある方、あるいは喘息の症状やそれに類する呼吸障害がある間は使用しないでください。

この医薬品の使用法：
座薬

• 薬の使用量について医師から指示があります。指示された量より多く使用しないでください。
• この薬を使用する前後には、石けんと水で手を洗ってください。挿入する前に、座薬からホイルや包み紙を取り除いてください。
• 体の左側を下にして横になり、左足はまっすぐに伸ばすか少し曲げ、右膝を上向きに曲げます。座薬のとがっている端を直腸に約1インチゆっくりと押し込んでください。
• 約 15 分間横になったままで、座薬が溶ける前に出てこないようにします。その後、手を再度洗ってください。
• 座薬を簡単に挿入できるように、K-Y® Jelly などの潤滑ゲルを使用できますが、ワセリン (Vaseline®) は使用しないでください。
• 直腸座薬を決して口に入れないでください。
• 薬を飲み忘れた場合:思い出したらすぐに 1 回分服用してください。次の服用時間になりそうな場合は、その時間まで待ち、通常の用量を服用してください。薬を飲み忘れた場合でも、それを補うために余分に服用することは避けてください。
• 座薬は冷蔵庫の中で保管できますが、凍らせたりしないでください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• 薬の中には、プロメタジンの作用に影響を及ぼすものがあります。MAO 阻害薬 (MAOI) も使用している方は、医師に相談してください。
• 眠気を誘うようなものを使用している方は、医師に伝えてください。たとえば、アレルギー薬、麻薬性の鎮痛剤、アルコール類です。

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中または授乳中の方、肝臓病、心臓病もしくは血管疾患、緑内障、胃潰瘍、腸の問題、前立腺肥大、骨髄の問題、排尿の問題または発作を患っている方は医師に伝えてください。また、慢性閉塞性肺疾患 COPD、喘息、睡眠時無呼吸症などの呼吸器系の疾患がある場合も、医師に伝えてください。
• この薬は次のような障害を引き起こす場合があります:
  
  • 生命を脅かす可能性がある呼吸障害
  • 神経弛緩薬性悪性症候群 (生命を脅かす可能性がある神経障害)
  • 肝臓疾患
• お子様による使用：お子様の医師の指示に忠実に従って薬を服用させてください。幼い子どもの場合、この薬を飲みすぎると死に至ることがあります。医師の指示がない限り、この薬を 2 歳未満のお子様に飲ませないでください。
• この薬によりめまいや眠気が生じる場合があります。この薬の効果を十分に知るまで、乗り物を運転したり、または危険な行動を取らないようにしてください。
• この薬を服用していることを、担当の医師または歯科医に伝えてください。この医薬品は、特定の医療検査の結果に影響を及ぼす場合があります。
• この薬を服用すると、日光に対し肌がより敏感になることがあります。日焼け止めを使用してください。太陽灯や日焼けサロンの利用は避けてください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• 発熱、発汗、意識混濁、不整脈、筋肉の硬直
• 立ちくらみまたは失神
• そこにないものが見えたり聞こえたりする (特に子どもの場合)
• 発作
• 呼吸困難、呼吸が遅い
• コントロールできない震えや筋肉の動き
• 目または皮膚の黄変

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• かすみ目
• 吐き気、嘔吐、便秘

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。