この医薬品を使用すべきでない場合：
タモキシフェンにアレルギー反応を示したことがある方や妊娠中の方は、この薬を服用しないでください。抗凝血剤 (ワルファリン、Coumadin® など) を服用している方、血栓や血液凝固障害を患っている方は、この薬を使用しないでください。

この医薬品の使用法：
液剤, 錠剤

• 癌の治療に使用される薬は、非常に強く、多くの副作用が存在します。この薬を服用する前に、すべてのリスクとメリットを十分に理解してください。治療中は、医師と密接に協力することが大切です。
• この薬は、医薬品ガイドとセットになっています。医薬品ガイドが手元にない場合は、薬剤師にコピーを尋ねてください。
• 薬の使用量について医師から指示があります。指示された量より多く使用しないでください。 この薬を 5 年以上服用する必要はありません。
• 錠剤をそのまま飲み込みます。この薬は食事と一緒、または食事なしで服用できます。
• 印の付いた計量スプーンまたは経口注射器、処方薬カップを使って経口液剤を計量します。
• 毎日同じ時刻に服用するようにしてください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• アミノグルテチミド (Cytadren®)、ブロモクリプチン (Parlodel®)、レトロゾール (Femara®)、リファンピン (Rifadin®、 Rimactane®)、または他の癌治療薬も使用している場合は、医師に知らせてください。
• タモキシフェンの服用中は、避妊用の経口薬 (ピル) や挿入器具、注射薬が効かなくなる場合があります。避妊には別の方法を使用してください。他の方法には、コンドーム、ペッサリー、避妊ムース、避妊ゼリーがあります。

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中にこの薬を服用することは安全ではありません。胎児に悪影響が生じる可能性があります。妊娠と判明したときは、ただちに医師に知らせてください。 治療を中止した後、少なくとも 2 か月は効果的な避妊を続けてください。
• 妊娠していないことを確認するために、月経期間にこの薬の服用を開始してください。また、この薬を服用する場合は、妊娠反応が陰性である必要があります。
• 肝臓病、白内障、目の問題や視力障害、高カルシウム血症 (血液中の高カルシウム)、または血液中の高コレステロールや高トリグリセリド (脂肪) を患っている方は、必ず医師に伝えてください。
• この薬の服用中は授乳を行わないでください。
• 医師はこの薬の効果や進行状況を定期的にチェックします。必ず予約した時間までに到着するようにしてください。 タモキシフェンを服用している女性は、定期的に妊婦健診してください。
• この薬を服用していることを、担当の医師または歯科医に伝えてください。
• この薬を服用すると、脳卒中、肺や静脈中の血栓、または卵巣癌などの稀ですが深刻な他の症状の発症リスクが高まる可能性があります。これらのリスクや個人的状況については、医師に相談してください。
• この薬を服用すると、深刻な症状の兆候である月経周期の変化が生じる可能性があります。異常な膣出血や分泌がある場合は、医師に相談してください。
• この薬の副作用には、数か月後、数年後、またはこの薬の使用を中止した後に生じるものがあります。後で副作用が生じた場合は、医師に伝えてください。
• この薬の服用中に、肝臓疾患が発生する可能性があります。次の症状のいずれかが複数見られた場合は、ただちにこの薬の服用を中止し医師に相談してください。腹痛または圧痛、土色の便、濃い色の尿、食欲減退、発熱、頭痛、かゆみ、食欲不振、吐き気や嘔吐、皮膚の発疹、足または膝下のむくみ、異常な疲れまたは脱力感、目または皮膚の黄変。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• 胸部痛、息切れ、喀血 (咳をすると血が出る)
• 濃い色の尿または白い便
• 発熱、悪寒、咳、のどの痛み、身体の痛み
• 重度または異常な膣出血、骨盤の痛み、骨盤圧
• 吐き気、嘔吐、食欲不振、胃上部の痛み
• 新しい乳房のしこり
• 手足または身体の左右片側のしびれ、筋力低下
• 膝下 (ふくらはぎ) の痛み
• 突然の/激しい頭痛、視力または言語能力、歩行能力に障害が出る
• 手や足、足首のむくみ
• 異常な出血やあざ、脱力感
• 皮膚や目の白い部分の黄変

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 腰痛または関節痛
• かすみ目、色覚の変化
• 便秘、下痢、胃の痛みやむかつき
• 頭痛
• ほてり、膣分泌物
• 腫瘍痛や骨痛の増加
• 性欲の減退または性的能力の低下 (男性)
• 発疹
• 夜眠れない

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。