この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。リシノプリル、ヒドロクロロチアジド、他の ACE 阻害薬、サルファ剤にアレルギー反応を示したことがある方、または妊娠中の方はこの薬を服用しないでください。

この医薬品の使用法：
錠剤

• 薬は指示に従って服用してください。最も高い効果を特定するために、服用量が何度か変更される場合があります。
• 薬を投与し忘れた場合:思い出したらすぐに 1 回分服用してください。次の服用時間になりそうな場合は、その時間まで待ち、通常の用量を服用してください。薬を飲み忘れた場合でも、それを補うために余分に服用することは避けてください。
• 薬は密閉容器に入れ、高温や直射日光、湿気を避けて室温で保管してください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• 糖尿病を患っている方はアリスキレンと一緒に服用することはできません。
• 食品や薬の中には、リシノプリル/ヒドロクロロチアジドの作用に影響を及ぼすものがあります。次のいずれかを服用している方は、医師に伝えてください:
  
  • アリスキレン、コレスチラミン、コレスチポール、エベロリムス、リチウム、シロリムス、テムシロリムス
  • アンジオテンシン受容体遮断薬 (ARB) など、他の血圧治療薬
  • インスリンや経口型糖尿病治療薬
  • NSAID 鎮痛剤または関節炎の薬（アスピリン、セレコキシブ、ジクロフェナク、イブプロフェン、ナプロキセンなど）
  • ステロイド剤（ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾンなど）
• カリウムを含む医薬品やサプリメント、または食塩の代用品を使用する場合は、医師に相談してください。
• この薬と一緒にアルコールを摂取したり、麻薬性鎮痛剤、睡眠薬を服用すると、より立ちくらみやめまいが起こりやすくなり、失神する可能性があります。

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中にこの薬を服用することは安全ではありません。胎児に悪影響が生じる可能性があります。妊娠と判明したときは、ただちに医師に知らせてください。
• 授乳中の方、腎臓障害、肝臓病、糖尿病、心不全、心臓または血管疾患、高コレステロール、痛風、狼瘡（ろうそう）またはこれに類似する疾患、排尿の問題を患っている方、アレルギーまたは喘息の病歴がある方は医師に伝えてください。
• この薬は次のような障害を引き起こす場合があります:
  
  • 血管性浮腫 (重度のむくみ)
  • 深刻な肝臓障害
  • 腎臓障害
  • 緑内障
• 脱水症状を起こしている場合や初回服用時には特に、この薬により血圧が過度に下がる場合があります。立ちくらみやめまいを感じる場合は、ゆっくりと立ち上がって（起き上がって）ください。
• 体調が良くなっても、医師に相談することなく、薬の服用を止めることのないようにしてください。この医薬品は高血圧を治すわけではありませんが、正常範囲内に保つのを助けます。血圧治療薬は一生服用を続ける必要があることもあります。
• この薬を服用していることを、担当の医師または歯科医に伝えてください。
• 医師はこの薬の効果をチェックするため、定期的なラボ検査を行ないます。　必ず予約した時間までに到着するようにしてください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• 水疱形成、皮膚剥離、赤い発疹
• 排尿の量または頻度の変化
• 混乱、全身の脱力感、不整脈、息切れ、手足や唇のしびれ
• 濃い色の尿、白い便、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、目または皮膚の黄変
• 口の渇き、のどの渇き、筋けいれん
• 目の痛み、視力の変化、灯の周りにハローが見える
• 発熱、悪寒、のどの痛み、体の痛み
• 立ちくらみ、めまい、失神
• 激しい腹痛（吐き気または嘔吐を伴うかどうかは不問）

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 空咳

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。