この医薬品を使用すべきでない場合：
この薬は、誰でも使用できるものではありません。メチルフェニデートにアレルギー反応を示したことがある場合、または緑内障、副甲状腺の過活動、筋肉の痙攣を患っているか、トゥーレット症候群の病歴がある場合は、使用しないでください。

この医薬品の使用法：
長時間作用型カプセル, 液剤, 錠剤, チュアブル (噛み砕く) タイプの錠剤, 長時間作用型錠剤, 長時間作用するチュアブルタブレット

• 薬は指示に従って服用してください。最も高い効果を特定するために、服用量が何度か変更される場合があります。
• この薬は、医薬品ガイドとセットになっています。医薬品ガイドが手元にない場合は、薬剤師にコピーを尋ねてください。
• チュアブル（噛み砕く）タイプの錠剤:錠剤を服用する際は、8 オンス以上の水またはその他の液体を飲んでください。
• チュアブル錠剤、即時放出性錠剤、または経口液剤:食事の 30～45 分前に服用してください。夜眠れない場合は、午後 6 時までに服用を終えるようにしてください。
• 持続放出性カプセル朝、朝食の前に服用してください。水またはその他の液体と一緒にそのまま飲み込んでください。カプセルをそのまま飲み込むことができない場合は、カプセルを開いて、大さじ 1 杯分のアップルソースと混ぜたものを服用してもかまいません。薬を混ぜた後はすぐに服用し、続けて水を飲んでください。
• 持続放出性錠剤:薬は朝服用してください。水またはその他の液体と一緒にそのまま飲み込んでください。押しつぶしたり、割ったり、噛んだりしないでください。
• チュアブル（噛み砕く）タイプで徐放性の錠剤：この医薬品は朝服用してください。錠剤に割れ目がついている場合は、必要に応じて半分に割ってもかまいません。割れ目がついていない錠剤は、割らないでください。
• 持続放出性懸濁剤:薬は朝服用してください。服用量を計量する前に、ボトルを最低 10 秒間振ってください。薬に付属のディスペンサーを使って 1 回分を計量します。
• 経口液剤:印の付いた計量スプーンまたは経口注射器、処方薬カップを使って経口液剤を計量します。
• 持続放出性錠剤を服用すると、錠剤の一部が便と一緒に排出される場合があります。これは正常な反応であり、心配する必要はありません。
• 薬を投与し忘れた場合:思い出したらすぐに 1 回分服用してください。次の服用時間になりそうな場合は、その時間まで待ち、通常の用量を服用してください。薬を飲み忘れた場合でも、それを補うために余分に服用することは避けてください。
• 薬は密閉容器に入れ、高温や直射日光、湿気を避けて室温で保管してください。 4 か月以上経過した未使用の遅延放出懸濁液は処分してください。

避けるべき医薬品および食品：
OTC 薬やビタミン剤、ハーブ系製品などの医薬品を使用する際は、医師または薬剤師に確認してください。

• 過去 14 日間以内にモノアミン酸化酵素阻害薬（MAOI）を使用した場合は、この薬を使用しないでください。
• 食品や薬の中には、メチルフェニデートの作用に影響を及ぼすものがあります。問題となる個別の食品や医薬品は、メチルフェニデートのブランドによって異なります。次のいずれかを服用している方は、医師に伝えてください:
  
  • グアネチジン、フェニルブタゾン
  • 制酸剤または他の胃薬
  • 血圧治療薬
  • 抗凝血剤（ワルファリンを含む）
  • 抗うつ剤（クロミプラミン、デシプラミン、イミプラミンなど）
  • 発作の治療薬（フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドンなど）
  • アルコール

この医薬品の使用中の警告：

• 妊娠中または授乳中の方、心臓病または血管疾患、心拍異常、高血圧、フェニルケトン尿症、甲状腺の問題のある方、あるいは、発作、心臓発作、または脳卒中の病歴がある方は、医師に伝えてください。ご自身またはご家族の誰かにうつ病、精神的健康障害、薬物またはアルコール依存症の既往がある場合も、医師に伝えてください。
• この薬は次のような障害を引き起こす場合があります:
  
  • 心臓発作や脳卒中などの深刻な心臓疾患や血管障害（特にすでに心臓に問題がある方）
  • 末梢血管疾患（血液循環障害）
  • 小児で成長遅滞
• この薬は習慣性を示す場合があります。処方された量を超えて使用しないでください。薬の効果が感じられない場合は、医師に連絡してください。
• この薬によりめまいが生じたり目がかすんだりする場合があります。この薬の効果を十分に知るまで、乗り物を運転したり、その他の危険な行動を取らないようにしてください。
• 手術が必要な場合、この薬を服用していることを、担当の医師に伝えてください。この薬を使用していると、手術中に使用される薬によって、血圧が上がる場合があります。
• 医師はこの薬の効果や進行状況を定期的にチェックします。必ず予約した時間までに到着するようにしてください。
• 薬はすべて子どもの手の届かないところに保管してください。薬を他の人と共有しないでください。

この医薬品の使用中に生じる可能性のある副作用：
次の副作用が見られる場合は、ただちに医師に連絡してください。

• アレルギー反応：かゆみやじんましん、顔面や手の腫れ、口やのどの腫れまたはうずき、胸の圧迫感、呼吸困難
• かすみ目または視覚の変化
• 広がる場合がある胸部痛、呼吸障害、吐き気、異常な発汗
• 極度の活力または落ち着かなさ、混乱、興奮、異常な気分または行動
• 心拍が速いまたは遅い、動悸、不整脈
• 立ちくらみ、めまい、失神
• 手や足の指のしびれ、冷え、血の気がない、痛み
• 痛みを伴う勃起、または 4 時間以上続く勃起
• 実際には存在しないものを知覚する (幻視、幻聴、幻触などの幻覚)
• 発作

次のさほど深刻でない副作用が見られる場合は、医師に相談してください。

• 口の渇き、吐き気、胃の痛み
• 食欲不振、体重減少
• 夜眠れない

この薬が原因と思われる副作用が他にも見られる場合は、医師に伝えてください。
副作用についての医学的指示は、医師にご連絡ください。副作用が起こった場合は、FDA（1-800-FDA-1088、米国内電話番号）までご報告ください。